今年は介護報酬が大きく改正されますね。
巷ではいろいろ言われています。
報酬マイナス改定
それはそうでしょう。
この少子高齢化社会で、
介護報酬をアップなんて非現実的ですし、あり得ないことです。
介護保険は、
制度ビジネスなので、
それでもありがたい業界だと思います。
9割は介護保険から頂けるのですから。
でも制度ビジネスだからといって、
制度に依存しすぎてはいけませんね。
私たち事業者は、介護報酬が下がろうと何しようと、
介護サービスの質を向上させる努力を続ける義務があります。
利用者様負担が1割負担だからといって、
1割程度の価値のサービスを提供していては
ダメになりますね。
今回の制度改正で私が切に願うことが1つあります。
”制度をシンプルにして頂きたい”
今現在、
要支援の方と要介護の方とでは、
利用者様負担額の計算方法も異なります。
要支援1・要支援2の方は、
月額定額制なのです。
月半ばで要介護度が変わったり、
入院されたりすると、
日額計算になります。
日額になると場合によって割高になることもあるんです。
また、要支援の方と要介護の方とでは
保険適用の在宅介護サービスが異なってきます。
何せ複雑です。
同じサービスでも事業所の加算有無によって
利用料が変わることも多々あります。
その加算も、利用者様が納得できるものであれば
理解して頂きやすいと思いますが、
事業所の人員配置によって加算があったりなかったりします。
利用者様にとっては、
何が何だか・・・??
「よくわからないけど、言われる金額を払おう」
という方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
介護保険制度は、
高齢者の方のための制度です。
これ以上複雑に細分化せずに、
できればシンプルにわかりやすいものにして頂ければ有り難いな・・・
と思う今日この頃です。