ある利用者さま。
7年程前から担当させていただいています。
いつも明るくお元気な方で、定年までバリバリ働かれ、得意な料理を色々教えて下さいます。
しかし、数年前から少しずつ物忘れが出てきていました。
そんなある日デイサービスから、前日にお迎え時間を連絡するも、最近では全く覚えておられず準備もできておられない。
また、被害的な思い込み等、利用者間でのトラブルも出てきていると報告が入りました。
はい。
確かに数年前から物忘れがひどくなってこられ、最近は特に顕著です。
そんな状況にご自身も混乱されておられるのか表情も険しく、声を荒げることもおありです。
認知症…デリケートな問題です。
でも、介護従事者にとって日常茶飯事でもあります。
認知症と向き合うというより、寄り添うという表現がしっくりくるかもしれません。
現実と記憶の狭間で頭が中が混乱し、利用者さまが一番お辛いはずです。
不安で押しつぶされそうだと思います。
その場を取り繕うのに必死かもしれません。
認知症は特別なことではありません。
また、他人事でもありません。
今現在の医療で認知症は完治しないのなら上手く付き合っていくしか無いのですよね。
大変な事も多くなってくるかと思いますが、私もケアマネとして精一杯の事はします!
認知症であっても穏やかな気持ちで過ごしていただけるよう、又、在宅生活が継続できるようデイサービスのスタッフさん、ヘルパーさん、これからも利用者さまのサポート宜しくお願いいたします。