弊社ホームページの
採用情報の文言に「ありがとう」の一言が私達の原動力です。
という文章が入っていました。
・
ずっと違和感があったのですが
やっぱり修正させて頂きました。
・
「ありがとう」を求めることは間違っているんです。
介護の業界では。
・
そもそもがおかしな話ですよね。
「ありがとう」を言われたくて、この仕事をしている?
いえいえ、そんな薄っぺらいものじゃないですよね。
・
私達の仕事は利用者さまの笑顔を支えること。
利用者さまの笑顔の支えになることが、直接的に
「ありがとう」の言葉につながらないこともたくさんあります。
・
利用者さまに感謝されることを求めるのは違うんです。
私達が求めるものは、”利用者さまの笑顔”
利用者さまの望む暮らしを支えること。
陰ながら。
そう、陰ながらでいいんです。
・
私達が関わって介護させていただくことで、
知らず知らずに利用者さまの在宅生活の支えになる。
利用者さまがお気づきにならなくても、
私達の関わりで利用者さまの心身の状態が良くなっていく。
・
例えば利用者さまに憎まれ口を叩かれながらでも、
嫌われ者の役目を担ってくれている介護スタッフ。
「あの兄ちゃんにまた口うるさく言われる!」
と、愚痴をこぼされる。
それでも、誰かが糖尿病をお持ちの利用者さまの歯止めにならなければ、
ゆくゆくは足の切断まで病状が悪化してしまう。
例え嫌われようが何しようが、利用者さまの笑顔を支えるためには、
嫌な役目もきちんと果たす。
・
それでいいんです。
「ありがとう」の代わりに罵声が飛んでくることがあっても、
利用者さまの笑顔の支えにつながる介護が提供できれば、
それでいいんだと思います。