40歳から65歳までの方であっても、特定疾病をお持ちの方は介護保険の申請を
することが可能なことを皆さんご存知ですか?
(通常、介護保険は65歳以上の方が対象です。)
16の特定疾患をここに挙げさせて頂きます。
一 がん(医師が一般に認められている医学的知見に基づき回復の見込みがない状態に至ったと判断したものに限る。)
二 関節リウマチ
三 筋萎縮性側索硬化症
四 後縦靭帯骨化症
五 骨折を伴う骨粗鬆症
六 初老期における認知症(法第八条第十六項 に規定する認知症をいう。以下同じ。)
七 進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病
八 脊髄小脳変性症
九 脊柱管狭窄症
十 早老症
十一 多系統萎縮症
十二 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症
十三 脳血管疾患
十四 閉塞性動脈硬化症
十五 慢性閉塞性肺疾患
十六 両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症
このうち、最初に挙げた”がん”の項目は最近追加されました。
↓ ここからは余談です ↓
6年前、末期がんで苦しんでいる40代の女性がいらっしゃいました。
小学生になったばかりのお子様は知的障害をお持ちで、お二人暮らし。
当時、障害者の方へのホームヘルプも行っていて、そのお子様へ
ヘルパーサービスを提供させて頂いておりました。
お子様へのホームヘルプサービスしか認められず、学校から帰宅するまでのお迎えや
お子様のご飯作り、お食事提供などさせて頂いておりました。
・・・では家のことは?
お母様のお食事・掃除・洗濯・買い物など、当時ヘルパーは手出しできませんでした。
末期がんで動くのも辛い、横になっていても激痛にうなされる・・・そんな方が
知的障害のお子様をかかえながら、家事ができますか?
お子様と接するヘルパーから何度かお子様の体のあざの報告をうけました。
そのたびに、市役所に足を運び、虐待の相談もさせて頂きました。
あの頃、もし特定疾病に末期がんが入っていたら、
お力になれることがあったかもしれない・・・。
そう思います。