常日頃、介護事業に携わらせて頂き
感じることがあります。
この1~2年の間にひしひし感じていることは、
”訪問介護”の撤退が多いこと?
”訪問介護”のニーズは多いです。
極端な話、
利用者様のADLが低下してきて、寝たきりになり
通所系のサービスが利用できなくなり、
ご自宅での「看取り」を希望される方の場合、
最後は”訪問介護”に切り替えることが多いです。
弊社でも
「最後の最後までご自宅でいたい」と希望された方には
利用者様のご希望に添えるよう
最後の最後まで訪問介護サービスの提供を行ってきました。
毎日のオムツ交換や食事の介助、整容介助、全身清拭、お薬の管理など。
ヘルパーが行うことになります。
お一人暮らしの方だけでなくても、
ご家族がお仕事をされていて、日中独居の方には、
訪問介護の必要性は非常に高いのです。
なのに・・・
在宅における訪問介護は、
クリーンにやっていこうと思うと、本当に利益率の低い業種です。
訪問介護ではやっていけない・・・
と撤退に追い込まれた方々もいるのでしょう。
そもそも、人材確保も困難なこのご時世です。
家族経営ではやっていけても、
ある程度の規模で運営していくことは至難の業だと思います。
訪問介護は利用者様宅へ訪問しサービスを提供しますが、
1対1でサービスを行うため不透明な部分も多く、
不正請求の温床となりがちなこともよくわかります。
だからこそ、クリーンに健全に運営されている会社が追い込まれてしまうのかもしれないのですが・・・(涙)
これだけ社会的に必要性の高い、尊いサービスが、
追い詰められてしまっていることに懸念を感じます。