アルツハイマー型認知症の利用者A様。
最近は状態も進行しているのがわかります。
昼食時には周りの利用者様が召し上がっていても声かけをしないと食べ始められません。
途中には何度も手が止まり、その度に声かけをします。
そして、お好きなカラオケも同様に曲の1番が終わるとマイクを置いてしまい以降、歌われずだったり歌の途中でマイクを離してしまったりです。
他の利用者様も
「今日も○○さん(A様)途中で止まって歌わずやったで」
「もう歌いたないんかな?」
などと言う声もありました。
愛の家では午後からのカラオケにはスタッフが付き添っていますが午前中のカラオケにはスタッフがいません。
何かあれば呼び出しボタンで知らせて頂くようにしています。
A様の対応にはスタッフ間でも話し合いをしていたので、午前中のカラオケ時にはフロアスタッフが何度か様子を覗きにいこうという事になりましたが、スタッフの対応より利用者様方の対応が神がかっていました!!
A様が来所された日の午前中、カラオケ室を覗くと………
A様の横に利用者様が1曲歌い終わるまで付き添っていてくれていました。
そして、別の日も………
A様の前に利用者様が座り最後まで付き添ってくれていました。
感動です!
思わず拍手してしまいました。
付き添って頂いていた利用者様へ声かけをすると、
「側でいてあげたら大丈夫やわ!ちゃんと歌詞は覚えてるし私らが言うたげるからいけるよ」と、またまた感動です!
しばらく、利用者様に甘えてお願いしようかな……。
ありがとうございます。