驚きました!!
毎日ご来所されている利用者様。
1日中ずっと同じ訴えをされたり、穏やかに過ごされたり、不安や心配事を訴えられたり、感情が不安定になられる事が度々あります。
以前は色塗りをされたりしていたのですが、右上半身の拘縮がきつくなられ、お食事も左手で召し上がられています。
私たちスタッフも日々この利用者様の右手の動作をあまり見る事はなかったのですが、それがある日、利用者様と何かの話をしていた際に「銀行勤めてた時は書き物ばっかりしてた。姉ちゃんみたいに書いてた」と話が始まり、私が「今でも書き物しますか?」と聞くと「するよ、銀行でずっとしてたから」との事。
さらに私が「○○さんが書き物してるの見てみたいです!」と言うと笑って「書けるよ」と仰り、鉛筆をお渡しすると、車椅子から体を起こし右手をゆっくり前に出され鉛筆を握られました。
この時点でもビックリでしたが、その後も……用意した紙にご自身の名前、住所を書かれ、名前の漢字で1文字だけ難しいのがあり「これだけ書きにくいねん」と仰りながらも何度も書いて見せて下さいました。
全く動かない訳ではないのは私自身も理解していたはずなのですが、改めてまだまだ可能性のある事に気付かされました。
また書いて下さるように、お願いしてみよ~(笑)
お1人お1人の見えない可能性……
楽しみすぎです!
たくさん発見できるようにキョロキョロして、会話して見つけていきます。