スタッフブログ

介護にまつわるエトセトラ

たぶん人生で一番悲しい体験

弊社には7名ケアマネージャーが在籍しています。

ケアプランは更新時に必ず提出して頂き、

私が内容を確認させて頂いています。

 

 

ちなみに、訪問確認簿&毎月のモニタリングも月末に

全員分提出して頂いています。

 

 

アセスメントも更新時には確認させてもらっています。

(※アセスメントとは、利用者様の今までの生活歴・病歴等を把握し、

現状を細かく分析し、ご本人・ご家族の想いを洗い出し、

今その方にどのような援助が必要かを導き出すものです。

課題分析とも言います。)

 

 

利用者様のアセスメントを読ませて頂くと、

時々あるワードが出てきます。

 

 

 

「娘様 平成〇年永眠」

「息子様(永眠)」

 

などという文字。

アセスメントやケアプランに現れるのは単なる1行の文章です。

 

 

でも、ご自分で産んで育てた

子どもさんがご自分より先に亡くなるって、

どれほどの辛い思いをなさったのか、、、

 

 

赤ちゃんがヨチヨチ歩きになって、

学童時代には走り回って、

学生、社会人・・・

利用者様の胸にはどれだけの子育ての想い出が詰まっているでしょうか。

 

 

そのこどもさんを先になくされるって

想像するのも辛いものですね。

 

 

ご家族が亡くなられてから、

ケアプランがガラッと変わってしまうこともあります。

在宅生活が存続できなくなる方もいらっしゃいます。

 

 

高齢になるって、

喪失体験の連続だと言いますが、

こどもさんを喪失することほど大きな喪失はないのかもしれません。

 

 

私達も想像力を働かせてみましょう。

目の前の利用者様の喪失体験を少しでも一緒に感じてみましょう。

そして、利用者様のお1人お1人の今までの人生・生活歴を

尊重しながら、介護サービスを提供させて頂きましょう。

 

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