介護保険を利用されている方は皆さんご存知だと思いますが、
ケアマネージャーは毎月必ず担当利用者様を訪問し、モニタリング等を行います。
(要介護1~要介護5の方は必ず毎月
要支援の方に関しては訪問は少なくとも3ヶ月に一回
それ以外の月は電話等でのモニタリングになります。)
毎月必ずお顔を合わせるわけです。
ご利用されている介護保険サービスに対する満足度や
心身の状況などを伺うのですが、いろんなお話をお聞きすることもあります。
ケアマネージャーも人なので、
やはり情が移ることがあるんです。
先日も、目の前の利用者様があることでお困りでした。
情が移っているから、どうしても
手を差し伸べたくなるんです。
でも、私達の仕事はあくまで介護保険制度に基づくものなので、
介護保険を逸脱してのサービス提供は認められませんし、
介護保険外サービスは自費扱いになります。
自費だと1時間2000円以上の金額になりますし、
容易にお支払できる方ばかりではありません。
でも目の前の方がお困りで、
どうしたものか・・・
ケアマネージャーは多かれ少なかれこのような葛藤を
抱くことが多いのではないかと思います。
ありがちなのは、
「自分がボランティアで請け負って差し上げよう」
というパターンかもしれません。
でもこれ、長い目で見たときに
自分の首を絞めることになり、
結局長続きしないことも多いんですよね。
そうなれば、
ご家族を巻き込んで継続できる解決法を
考えなければいけません。
これも大変難しいです。
家族関係が良好な方ばかりではありません。
本当に、介護の仕事って
”葛藤”
だらけです。
それでも、私達は
利用者様の笑顔のために
自分達にできる最大限のできることを探していきます。
奥の深い仕事ですね。