先日新聞に素敵な記事が掲載されていましたので
ご紹介させてくださいね。
黒髪のプレゼント
~以下引用~
成人式を終えた次女が、ばっさり31センチ髪を切った。
きっかけは私の言葉だった。
「あんたの髪きれいやから、あげたら喜ばれるやろうな」
年末のテレビ番組で、病気治療のため髪を失った女の子が、
医療用ウィッグをつけて笑顔をみせていた。
NPO法人「JHDAC(ジャーダック)」というところが、ウィッグ製作のため、
髪の毛を集めていると知り、娘に伝えた。
染めもせず、パーマもあてていないステキな黒髪。
娘は「切る」と即答した。
その日から私は時々、ドライヤーかけを手伝った。
髪を切る当日、仕事中の私に「悲しい」とメールが来た。
迷っていることは感じていた。
「やめていいよ」と返信すると
「言っただけ。心は決まっているの。行ってきます」と返ってきた。
つらいよね。
アンパンマンの作者、やなせたかしさんも、本当の優しさは痛みを伴うと言っていた。
ボブになった娘は可愛かった。
でも、娘が心からの笑顔を見せたのは、ジャーダックから感謝のメールが届いた時だった。
2年後の大学卒業に向け、娘は、また髪を伸ばし始めた。
式後に贈るために。
~引用終了~
読み終わった後に胸が熱くなりました。
また、私は今まで痛みを伴う優しさを周囲にあたえられたかなとも考えさせられました。