今日は皆さんにこちらの本からの
エピソードをご紹介させてください。
引用元
『大切なことに気づかせてくれる33の物語と90の名言』
西沢 泰生(著)
鳥取県に「野の花診療所」というホスピスケアの診療所があります。
この診療所の所長で、エッセイストでもある医師、徳永進さんがまだ勤務医の頃、不治の病にかかっている1人の患者さんにこんな質問をしたそうです。
「死ぬ前に何かしたい事はありますか?」
すると、聞かれた女性は、こう答えたというのです。
「道を歩いてみたい」
その患者さんはこう続けます。
「右に曲がると、スーパーがある。
いつもの買い物をして主人の酒のつまみを作る。
死ぬ前に、そんな、スーパーへ続くありふれた道をもう一度歩いてみたい」
何ということ事もない、何気ない日常が、命を支えている。
徳永さんは、患者の言葉で、その事に気が付いたと語っています。
目の見えないカップルは、いつもお互いの顔を触り合うそうです。
2人の夢は「一秒でもいいから相手の顔を見る事」。
ずっと耳が聞こえなかった29歳の女性が、人工内耳を付けて、生まれてはじめて人の声を聴く瞬間の映像を観た事があります。
医者が語りかける声を聴いた女性はボロボロと感激の涙を流し、号泣し続けていました。
ありふれた道を、普通に歩ける事。
恋人の顔を普通に見られる事。
好きな歌手の歌声を普通に聴ける事。
友達と笑いながら普通におしゃべりできる事。
普通。
普通。
普通。
それらのすべてが、実は奇跡なのですね。
時々、それを思い出すだけで、世界を見る目は必ず変わります。
引用終了
今の自分の健康な身体や、
恵まれた環境に毎日感謝して生きていきたいと思います。
人はついつい今の環境に慣れてしまって
それが当たり前だと思ってしまいがちですね。
当たり前だと思うから不平不満が出てくるんでしょうか。
私も反省しなければ。
目が見えること
耳が聞こえること
歩けること
話せること
仕事があること
家族がいること
社員に恵まれていること
利用者様に恵まれていること
お腹がすいたら食べられること
喉が乾いたら飲めること
安心して夜眠れること
日本に生まれたこと
全てのことが、当たり前のことじゃなくて
1つ1つが本当に幸せなことなんだと、
感謝して生きていきたいです!
皆様、いつもありがとうございます!