ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
文具で有名なコクヨさんが最近とった対応が話題になっていました。
中国で、コクヨのキャンパスノートそっくりなノートが製造され
販売されていたらしいのです。
そっくりですね。
このギャンボルノートを生産している会社は、
コクヨに憧れてマネした、と認めているそうです。
知的財産権における意識が日本とはかけ離れている国です。
よくあることなんでしょうね。
で、コクヨさんはこちらの会社に対してどのような対応をされたと
思われますか??
普通で考えたら係争につながりそうなものですが、
コクヨさんはなんと、こちらの企業を買収したのです。
ギャンボルノートの中国シェアが大変大きいため、
生産拠点、販売チャネル等
逆に利用できると踏まれたのですね。
すごいですね!
敵をも飲み込み吸収したわけです。
しかもギャンボルノートの商標はそのままに
キャンパスノートとギャンボルノートの両方を販売していたため、
昨年起きた反日デモで日本製品不買運動が起きても関係なかったそうです。
日本企業の懐の深さを感じました。
”北風と太陽”でいうところの、
旅人の上着を脱がせる勝負に勝った太陽方式ですね♪
無理やり風でふきとばそうとしても余計に上着をしっかり押さえてしまわれたら戦略負けです。
※余談ですが、コクヨさんって、漢字で書くと
”国誉”さんなんですね!
知りませんでした。