前回の元気の子さん研修報告の続きです
入浴介助。
私もデイサービス勤務の時は大好きでした。
でもシュミレーションで実感しましたが、入浴時の利用者さまが一番立場の弱さを感じられてしまいますね。
裸で一番無防備な状態なので仕方ないのかもしれません。
おまけに介助される側のロールプレイで腕を掴まれた時、何とも言えない乱暴な感じがしました。
掴まれた時点で上下関係がハッキリするというか、表現が難しい感じですが不愉快でした。
あれは、介護とは言えないですね。
私も危険を避けるために腕を握って手すりに促したりしていました。
反省です。
マニア学科さんのブログにもあったように色々な意味で腕を掴むような介護はダメなのです。
腕を掴むより声掛けで促す。
必要であればテコのように手を添える。
これが重要だったのです。
だからこそ利用者さまに気持ちよく入浴していただける為に正しい介護を身につける。
謙虚な姿勢、正しい言葉使い、正しい対応を身につける為に
自己研鑽を積む事が重要なんだとつくづく実感しました。
でもそんな私の入浴介助にも関わらず次も必ず入れてねと有難い言葉をいただきました。
今思えば思い上がってました。
次も快く入れて欲しいから我慢している。
こんなものだと諦めている。…といった感じでしょうか。
体力勝負の入浴介助の方が大変そうなのに、実はホール介助が一番大変な理由が分かりました。
お仕事なのに喜んでもらえ、お礼まで言われ変な優越感で介護を行い
入浴介助は 利用者<介助者という間違った認識が生まれていたのでしょう。
片やホール介助は 利用者>介助者と当然の認識に近づきます。
(普通のお仕事に比べまだまだですが。)
しかも介護技術はもちろんのこと利用者からの訴えがある前に気付き、配慮し、気遣いするというような
本来サービス業のお客さまに対応するような接客術が必要とされるのです。
これを怠り訴えのみに対応していると
「トイレに行きたかったけど声掛けをしてもらえなかったので我慢した。」
「頼みたいことがあったけどスタッフが急がしそうで言えなかった。」
などという利用者の満足度を下げてしまう事になります。
ホールにいらっしゃる全ての利用者様の目線の動きまで気を配るのがホール介助なのです。
なので入浴介助のみではなく、大変なホール介助までが完璧にできてこそ
デイサービス介護の真髄ではないかな…と思いました。
介護のバランス感覚を磨くには最適な場所だと思います。
まだまだ沢山ためになる研修内容でしたが、あとは秘密です。(笑)
知りたい方は直接、元気の子さんに研修を依頼してくださいね♪
元気の子さん、本当に有難うございました。