先日、利用者さまが入院されました。
肺炎です。
高齢者の肺炎は最悪の結果を招くこともあります。
しかも90歳を越えておられ心配したのですが翌日には熱が下がり
念のため10日ほど入院され無事に退院できました。
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退院後、初めて訪問に伺うとニコニコと笑顔で迎えてくださいます。
「入院大変でしたね」とお声を掛けると「えっ?私は入院なんてしていませんよ。」
軽度の認知症がおありの利用者さまです。
娘さんがちょっと呆れ顔でこう仰いました。
「入院中は心配で出来る限り病院に泊って看病をしていたのに!!
忘れるくらいだから入院生活が嫌じゃなかったのかしら…」と。
(いえいえ、ご家族と離れての生活はきっと寂しくて忘れてしまわれたのですよ。
それが証拠に退院後お孫さんも含め皆で行かれたお花見はしっかり覚えておられました。)
実の娘さん夫婦と3人で生活をされているのですが、程よい介護を受けながら穏やかに生活されています。
利用者さまと接する事でお家での様子が手に取るように分かります。
家族様、いつもお母様を大切にして下さり有難うございます。
娘さんご夫婦もきっと皆さんに大切にされ素敵な老後を送られることでしょう。
情けは人の為ならずという素晴らしい教えがありますが
親孝行は人の為ならず…でもありますよね♪