先月も児童養護施設さんにお邪魔し、
午後からの半日を子ども達と過ごさせてもらいました。
その中の1人の女の子が
私にとてもなついてくれて、離れませんでした。
「まま」と言ってくれました。
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まだ1歳の女の子です。
彼女は、私の膝から離れず、
移動するときも「抱っこ」「抱っこ」と手を伸ばしてきます。
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施設の方曰く、
彼女は乳児院から来た子だそうです。
つまり殆ど親を知らないのです。
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彼女にはお姉ちゃんもいて、
お姉ちゃんも乳児院からこの施設にきているそうです。
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幼少期には愛が必要だと思います。
無償の愛です。
本当なら親がその無償の愛を捧げなければならないところを、
施設の方々が愛を注いでいました。
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でもやっぱりフェアじゃないと思いました。
親や肉親の愛を受けられない状況はフェアじゃない。
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平等に生まれないのは当たり前のことです。
男女の性も違えば、
生まれた家の経済状況も違う。
もっと言うなら生まれた国が違えば、
環境は全く変わってくる。
なので、この世に不平等は当たり前なのです。
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でも愛情だけは
どんな貧乏な国でも、どんな場所でどんな家庭でも
そこにあるはずなのに・・・
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全ての子ども達は愛情を受けて育つ権利があると思います。
でも、それを受けられない子がいることも現実。
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子ども達はとても強いので、
強く生きているように見えます。
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でも心のどこかで何か満たされないものを
抱えているように見えます。