こんにちは。 フジです
ある利用者さまのお話。
この方は中途障害で両耳が全く聞こえません。
相手の口元を見て、何を喋っているか、読唇されます。
お一人暮らしで、訪問するといつも同じ場所・同じ椅子に腰をかけていらっしゃって
何をするでもなく1日ジィ~っと座って過ごされていました。
認知症はないのですが、耳が聞こえないため、テレビもご覧になられません。
口を開けば、「早く迎えに来て欲しい。」「娘にこれ以上迷惑をかけたくない。」
などとおっしゃっています。
そんな生活の中・・・ ある日お一人でいらっしゃる時に転倒され手首を骨折されました。
時期が悪く、娘さんの入院も重なりました。
他人との接触を嫌がっていらっしゃったのですが、この状態で一人で長時間の生活は
危険を伴うため、嫌々デイサービスへ行ってみられることになりました。
最初はあれだけ嫌がっていらっしゃったのに・・・
今は、本当に明るく穏やかな表情に!ヾ(´▽`*)ゝ
以前とは比べものにならないお顔つきです!
「私は耳が聞こえないけれど、友達ができて、みんな優しく声をかけてくれる。嬉しい!」
とおっしゃって下さいました。
ご本人同様、私達スタッフも本当に嬉しく思っています!