2020年代
世界は軍備放棄の合意に達し、
あまった莫大な資金は国連が主体となった太陽系探査計画につぎ込まれていた。
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そんなある日、
月面で真っ赤な宇宙服を着た男の死体が発見される。
調査の結果、彼が5万年前に死亡したことがわかる。
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「星を継ぐもの」
というイギリスのSF小説の紹介です。
この小説は邦訳が刊行されて30年たった今も、版を重ねているそうです。
(産経新聞のコラムより)
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産経新聞のコラムでは、この小説の紹介につなげて、
「はやぶさ」のことに触れていました。
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はやぶさもいいのですが、
私がこの小説の紹介文を見た時に違うことを考えました。
「軍備放棄の合意に達し・・・」という部分についてです。
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今東アジアは緊張状態が続いています。
世界が軍備放棄の合意に達する日を夢みているのですが、
なかなかそんな日はきそうにありません。
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それぞれの国が自国の国益のことばかりを考えている間は
軍備放棄の合意に達することはないでしょう。
「自分だけがよかったらいい。」
そう思う国が一つでもあれば、バランスが崩れてしまいますよね。
全ての国が一斉に核兵器放棄・軍備放棄をするしか方法は
ないのだと思います。
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シンプルなことなのに非常に困難なことです。
大人の事情ってものは本当にやっかいです。
どうしたら、軍備放棄できるのでしょうか?
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心理学上、相手との心の距離を詰めるためには、
共通の敵をもつことだと聞いたことがあります。
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ということは、世界中の国が仲良くするためには、
UFOでも襲来するしか方法はないのでしょうか?
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いえいえ、それでは本末転倒です(笑)。
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たとえUFOの襲来がなくとも
いつか世界が軍備放棄の合意に達する日がくることを信じて願っています。