「もうどこかで預かってもらおうかな・・・」ポツリ 家族さまのことば。
利用者さまは、転倒されてから寝たきりになられ、ほとんど、全介助状態であったのですが、
今ではベッドサイドに置いてあるポータブルトイレへご自分で移動することができるところまで回復されました。
訪問するたびに、顔色は良くなり、表情も豊かになられ、会話も弾むようになってきたところです。
身体にできていた褥瘡(※下記注釈有り)はまだ見受けられるも、以前のことを思うと随分回復され、
私はとても嬉しく感じていました。
しかし・・・
利用者さまはお元気になってこられると、
ご家族さまに対して甘えや要求が多くなりつつあったようです。
ご家族は、「腕がしびれるし、肩が痛いし、頭痛になるし。
辛いねん。
ああだ、こうだ・・・と要求が多くて。
もう疲れたわ・・・。」
と暗い表情をされています。
このままではご家族さまが倒れてしまわれます。
家族さま、利用者さまにとって良い方法が見つかるように、皆で考えてゆかなくては!!
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※注釈 褥瘡(じょくそう)とは・・
いわゆる床ずれのことです。
寝たきりの方に多くみられ、体重のかかっている部分の皮膚組織が壊死することです。
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