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孤独死について

またまた本の感想です。

ブログ、ネタ切れなんちゃうん?と思われた方、

ハイ、大正解です。

 

今日はこちらの本について。

思うままに書かせて頂きます。

 

私の大好きな師匠の本です。

感覚が麻痺してしまっている私なので、

ブックカバーもつけずに所かまわず読んでいたので、

「よう、そんな本読むわ」と言われました。

 

そうですよね、よく考えたら”特殊清掃”って、

孤独死や変死の後の部屋の掃除の話なので、

そういうのが苦手な方は無理なのかもしれないですね。

 

でも、目を背けてはいけない現状もあるかなと思います。

独居世帯が増えた昨今、孤独な方が多いのも事実。

例えば現役世代の人でさえ、何日か連絡が途切れても、

「無断欠勤」で片付けられて周囲に気づかれないこともあるようです。

とても悲しいことです。

 

 

本の中の「部屋を祓う」という表現が印象的でした。

霊媒師みたいに霊を祓うわけではないけど、

部屋に残された念を祓う役目を果たしておられました。

 

孤独死を遂げた部屋の主の気持ち、最期に抱いた想いを、

残された人に伝えようと特殊清掃会社の人達は奮闘されます。

 

人間の体が腐敗した跡の清掃って、

原子力発電所での防護服くらい、完全防備で臨まれるそうです。

どこでどんなウィルスに感染するかわからないから、だそうです。

皮膚も露出しないようにするそうです。

 

 

人間の腐敗臭って一番強烈らしく、

皮膚や髪についてしまったら、お風呂で繰り返し洗ってもしばらく取れないそうです。

(そのあたりは中山先生の解剖医シリーズでも十分勉強しました。)

 

本当に大変なお仕事です。

一般的に広く知られている職業ではないですし、

日の当たる職業、というわけではありません。

そういうお仕事を請け負って下さる方がいるからこそ、

社会も成り立っているのですね。

 

同時に、初動で関わる警察や鑑識、解剖医の方々も、

本当に大変なお仕事請け負って下さっているなぁとひしひし感じました。

 

この世から”孤独死”が減りますように。

単身世帯が増えてはいますが、人と人とのつながりが、

孤独死を未然に防げますように。

会社では、隣の人が調子悪そうだな、と思ったらお互いに声かけできる社会であれば良いですね。

ご近所さんとも顔が見えるお付き合い、困った時には助け合える社会でありたいですね。

 

 

お一人暮らしのご高齢者に向けては

毎日の安否を確認するための見守りツールが色々開発されています。

象印さんからは見守りポットのようなサービスがあったり、

毎日決まった時間帯にお弁当を宅配して下さる”宅配弁当”さんも安否確認を兼ねています。

もちろん、ヘルパーさんやデイサービスのような介護サービス事業者も、

大変心強い見守りの”目”になります。

地域全体で高齢者の方を見守りしていける社会を目指したいですね。

 

 

良かったら是非こちらの本、読んでみてください。

最初はリアルすぎる描写に、「うわぁ~~~💦」って引く方もいるかもしれませんが、

すぐ慣れます!!

(※購読はあくまで自己責任でお願いします)

 

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