私としたことが珍しく、
師匠以外の方の著書を読みました。
「六人の嘘つきな大学生」
ミステリ本としては、私には少し物足りなかったのですが、
”就職活動”すごく懐かしくなりました。
6人の大学生が某人気企業の最終面接に残ります。
最終面接はディスカッション方式とのこと。
全員で内定を勝ち取るために皆が一丸となって下準備を頑張ります。
(最初は全員に内定出すことも考えている、と言われるのです。)
が、直前になって内定は1名だけ、と通知されます。
最終試験当日、とある封筒が置かれていて、そこには
「〇〇は人殺し」という告発文と写真が置かれていました…
これ以上は触れずにおきます。
私も多かれ少なかれ自分を盛ることはしていたと思います、きっと。
嘘までついた覚えはないのですが。
就職活動って、「どうやって自分をよく見せるか」が勝負ですもんね(笑)
一流企業の内定欲しさに、みんな必死なんです。
読みながら、「あ~わかるわかる、こんなんやった~(*’▽’)」
と、本当に懐かしくなりました。
「就職活動」に対する皮肉もたっぷり入っています。
すごい悪い言い方をすれば、結局学生も企業も騙し合いってことでしょうか(笑)
私自身、入社2年目の時に、
「内定者をつなぎとめるために、今の仕事内容を内定者にプレゼンして欲しい。その後質疑応答もよろしく!」と人事のお偉いさんに依頼されたことがあります。
会社の最上階フロアで内定者の学生さん達相手に身振り手振りで熱弁した記憶があります。
その学生さん達が入社する時には私は退職していたので、「まさかの、もう辞めたんか~~い!」
と思った人もいたかもしれません💦
3年前は自己アピールに勤しんで、
会社に入った後は会社アピールに勤しむ。
騙し合いとまでは思いませんが、面白いものですよね。
時代はどんどん変わっていますので、
私たちの時代とはまた価値観が変わってきているかと思いますが、
就職活動を予定している学生さんは、こちらの本読んでみられたら良いかと思います。
就活って特殊な状況なので、追い詰められる人もいるようです。
受験と違って、合否の判断基準も曖昧ですからね。
最終的にどんな仕事に縁があるかはわからないものです。
企業に就職しなくても仕事は色々あるわけですし、
何がきっかけでどういう才能が開花するかは誰にもわかりません。
職業に貴賎なし
とはよく言ったもので、
どんな仕事でも誰かを幸せにするものだと思います。
自分にできることを精いっぱい頑張っていればそれで良いのだと思います!!