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デイサービス送迎のお話

とある利用者様。

圧迫骨折が判明してからご自宅の身の回りの事がご自身では出来にくくなられ、

お迎え時も毎回、室内がそれはそれは大変な事になっています。

腰の痛みから思うように動けず、排泄でパンパンになったリハビリパンツや尿取りパットが散乱して、濡れた衣類も脱ぎ捨ててるかのようでした。

 

ご本人様もお尻を出された状態で居られたり(上手くパンツが上げられない為)、お布団から出られず全身濡れた状態だったりでした。

 

ご本人様の対応を済ませ室内の散乱した物を片付け、ベッドの敷布やラバーシーツなど外し洗濯へ。デイから帰宅したら新しい敷布などベッドメイクして…こんな日が数日続きました。

 

もちろんご家族様へもその都度、ご本人様の状態やご自宅の状況もお話しさせて頂いてました。

ご家族様もどうにかします!毎日ご迷惑かけてすみません!そこまでして頂いてありがとうございます。と申し訳なさそうに言って下さるのですが、私たちからすると、あの状況を見て見ぬ振りは出来ないんです!ベッドも朝のままの状態で帰ったらまたそこに寝ないといけないなんで嫌じゃないですか!部屋のあちこちに使用済みのパンツが散乱しているのって嫌じゃないですか!

その後、状況を改善できる対応になりました。

 

ある時、ご家族様から連絡で「アラキさん、私、主人にめちゃ怒られました。主人から、デイサービスの送迎でそこまでやってくれるとこなんかないぞ!ちゃんと毎回御礼言うてんか!!」と。

毎回本当に感謝して下さってるのはわかっているので大丈夫ですよ。

ありがとうございます。

とお返事させて頂きました。

 

送迎って何があるかわからないんです。

行ってみてスムーズにいく時や、あちゃ〜と思う時、キャー!!どうしたん⁈となる時、

おらんやん!ってなる時…色々です。

 

でも、気持ち良く来て頂きたいので私たちは出来る範囲での事はさせて頂くつもりです。

しかし、これ以上は無理!助けて〜!の時は、そうなる前にヘルプしますので、

今後共ご家族様、ケアマネジャーさん、どうかよろしくお願いします。

 

さぁ、今日も朝から何があるかわからないドキドキでご利用者様のお迎えに参ります!

何もありませんように。

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