うちの職員さんのお父様のお話。
ある日お父様がペットショップに向かっているとの情報が入ったそうです。
ご兄弟皆さん、お父様のお体のことも心配されて
ワンちゃんを飼うことに反対されているのですが、
どうしてもワンちゃんを飼いたくなられたのでしょうね。
しかし、ワンちゃんを飼おうとしたところでお店の人からSTOPがかかったそうです。
ご家族がどなたか一緒に来ないとダメとのことでした。
昨年は車購入しようとされたり(未遂)
バイクは購入してしまわれたり(息子さん引き取り)
ご家族もその都度対応に追われておられるようでした。
職員さんからお話をちょくちょくお聞きしますが、
とてもお茶目なお父様です✨
しかし、家族同行でないとワンちゃんを売らなかったペットショップの判断はNICEですね♪
うちの利用者様でもワンちゃんが可愛いから癒されて、
生きがいだと仰る方もいらっしゃいます。
アニマルセラピーという言葉があるように、
動物から癒されて元気をもらうことは良いことだと思います。
一方で、飼育放棄される動物が後を絶たない現実もあります。
ペットを飼うことには一定の責任が生まれます。
命を預かるわけです。
一生面倒をみる前提でないと飼ってはいけないのだと思います。
前にテレビで、猫ちゃんを多頭飼育されているおばあさんの映像をみました。
入院の予定があるのだけど、猫ちゃんを面倒みてくれる人がいない。
色々とトラブルも抱えておられるようで、助けてくれる人がいないようでした。
その番組で取り上げられていた野良猫ゼロの活動をされている男性が
おばあさんの入院期間毎日通ってエサをあげることになっていました👏
もちろん有償です。
※その方は「本来無償でやってあげると言えばカッコいいし楽だけど、プロとして有償で人件費や餌代の実費はもらうことにしている」と仰っていました。
私は有償は当然だと思って観ていました。
そして、今回は計画入院だからいいけど体調が急変したらどうなるんだろう?と思いながら観ていました。
ペットショップで動物の命に値段がついていることに
昔から違和感を感じている私は、
動物を見ると「お互い頑張って生きていこうなっ」と思います。
動物は人間の所有物ではなく、共に生きる同志の感覚です。
自然の生き物、地球に同居する仲間。
私の中で立ち位置は”横”です。
時には助け合って共存していく存在です。
なので、人間の都合で人気のある犬種と人気のある別の犬種を交配させるような行為には少し嫌悪感を抱きます。
横道にそれてしまいました💦
今回私が書きたかったことは
”ペットは衝動買いするものではない”
ということです。
熟考に熟考を重ねて、お一人暮らしの方はもしご自分が入院になった場合など想定して面倒みてくれる人の了承を得ておく必要があるのだと思います。
今回のように一定年齢以上のお客様には
家族の同意がなければ飼えないシステムは必要だと思います。
分厚い契約書(実印押印)を交わす必要があるくらい重要なことだと思います。
借金の連帯保証のような保証人欄を設けても良いのかもしれませんね。
そういえば飼育放棄されるペットが多いから、
購入時に飼い主の情報を入力したチップを埋め込むことになった(努力義務)というニュースもみました。
賛否あるみたいですが。
人間のエゴの犠牲になる動物が減りますように…と思います。
動物に罪はありませんもんね。