日本で毎年3万人・・・
これ、何の人数かおわかりになりますか?
1年間で自ら命を絶つ人、つまり自殺者の数だそうです。
すごい人数ですよね・・・。
残念なことです。
どんなに思いつめて命を絶たれたんでしょう・・・
その気持ちを思うと言葉に出来ないほどの辛さがこみ上げてきます。
同時に家族や周りの人はどれほど悲しみ自分を責めたことでしょう・・・。
先日、テレビで自殺を謀り、未遂に終わったという人がコメントされていました。
「周りの人たちは悩んでいる私に向かって、死んだらダメ!
周りがどれだけ悲しむと思っているの?」
色々な言葉で慰めてくれたそうです。
「でも、自殺が悪いことなんて十分分っている!だけど死にたかったんです!
死を否定するより、私が死にたい気持ちだということを受け止めて欲しかった・・・」
と涙ながらに話されていました。
なるほど・・・そうですよね。
「死んだらダメ。皆が悲しむ・・・」
そんなことは誰もがわかっていることなんですよね。
このテレビを観ながらふと、介護をされている家族様のことが頭をよぎりました。
介護に疲れた家族様は時に普通の精神状態を保てなくなる時があります。
普段、気丈で責任感が強い方が特に顕著です。
きっと、私たちは家族様のちょっとした変化に気づいて差し上げられるチャンスがあると思うんです。
そんな時は、まず家族様の気持ちを受け止めて差し上げることが大切なんですね。
私たちより人生経験豊富な方にアドバイスなんて難しいです・・・。
家族様のお気持ち、想いを受け止めて差し上げる、
傾聴して差し上げる・・・、
深々と頷き、どれだけ大変かを慮って差し上げる・・・。
それぐらいなら私たちでもできるかもしれませんね。