私がブログで最近本の感想をよくアップしているので、
ホントモ(←本の友達、略してホントモ。※勝手な造語)から本をお借りしました。
私は放っておいたら偏った分野の本しか読まないので、
人のお勧めにのっかってみることも大切だと思い読ませて頂きました。
現代の闇、「ひきこもり問題」がテーマです。
仕事もせずに家にひきこもって気づいたら50代…
親の年金をあてにして生活している世代が、
親が亡くなった後どうなるのか??という社会問題です。
確かにとても深刻な問題で、そういえば前に包括の方がケアマネジャー対象で「ひきこもり」の方の調査されていたなぁ~と思い出しました。
こればかりは当事者にならないと、その苦労がわからないものだと思います。
が、この小説を読むことでその”当事者”の苦しみが少し理解できた気がしました。
本を通して色んな疑似体験ができていると思うと、
たくさんの本を読むことで、色んな人の立場に立つことができる、
自分とは立ち位置が違う人でも、
相手の立場にたって物を考えることができるようになる気がします。
この本のひきこもり問題、元凶は”いじめ”でした。
日本の教育の在り方も、そろそろ考え直した方が良いのかもしれません。
”いじめ”が起きないシステム作りを真剣に国が考える時なのかも。
学校という集団生活に馴染めない子は違う分野ではすごい才能を発揮するかもしれません。
いつまでも「整列!前にならえ!」という教育だと、個性が伸ばせないです。
伸ばせないどころか、個性を殺してしまっているかもしれません。
高度経済成長期の大量生産で白物家電が飛ぶように売れる時代ではもうないです。
”個性”をいかに伸ばせるか、が国の成長にもかかってくるんじゃないかと思います。
個性を活かす教育
生き方の多様性
そしてそれを受け入れる社会の寛容性が今後求められるのかもしれない
と思いながら本を読み終えました。
少数派の人が取り残される社会ではなく、皆が活躍できる社会になればいいですね。
少しでも生きづらい人が減りますように…と願います。
※このように支援を受けたいけど受けられない方の窓口もできているようですよ。
⇩
様々な事情で暮らしにお困りの方のための相談窓口ができます! | 暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンライン (gov-online.go.jp)
ちなみに、8050問題や、少子化問題など、
人口比率によって不可避な迫りくる社会問題のことを英語では
”demographic timebomb problem”と言うそうです。
timebomb、、、時限爆弾です💦
日本でもいっぱい時限爆弾抱えています。
2025年問題も喫緊の課題ですね。
4年後、65歳以上の人口の1/5は認知症になると言われています。
今でも財源不足の中、社会保障費をどこから捻出するのか?大きな課題だと思います。
その頃に介護報酬がどうなっているかもわからないですが💦
私たちにできることは
そうですね…
利用者様お一人お一人と真摯に向き合って、
支援させて頂くことしかないのだと思います。
できることを実践するのみです。