以前、大好きだった職場の先輩(女性)がこんなことを教えてくれました。
「人間には目は二つ。
耳も二つ。
これはじっくり見てじっくり人の話を聞きなさいってこと。
でも口は一つ。
自己主張はほどほどにしなさいってこと。」
その通りだと思います。
”口は災いのもと”と言います。
一度、ことばを吐き出してしまうと、
飲み込めないわけです。
心にもにないことを言ってしまった時、
撤回できればいいですが、撤回できずにことばが
一人歩きすることもよくあります。
人の悪口もそうです。
Aさんがその場にいなければ、Aさんのことを何でも言っていいってものじゃありません。
もしAさんの悪口を言う場合でも、「Aさんに聞こえていたとしても構わない!」
という覚悟で悪口を言ってください。
陰で言った悪口たちも、きっと周りまわってAさんには伝わると私は思っています。
それは、誰かが密告するという意味ではなく、
何かしらのものが伝わるのです。
言うならば、空気でも伝わります。
ことばとはそういう力を持っていると思います。
自分が吐き出したことばには責任を取れるように、
逆に言えば、責任を取れないことばは吐き出さないように
気をつけたいと思います。
ことばの責任です。
ちなみに・・・
別れるつもりもないのに、「別れる!」なんていう
痴話喧嘩をする人が、昔から私は不思議で仕方ありません。