大学の心理学の授業で、むかし教授が言ってました。
「キミたちは、忘れることができるから幸せなんだ。
人間の”忘れる”という機能は素晴らしいことなんだ。
もし経験したことを全て覚えてしまっていたら・・・
正気を保てない!!」
睡眠は記憶の整理の時間だともいいます。
寝ている間に、残す記憶と残さない記憶を脳が分別するそうです。
残す記憶の容量は個人差大きそうですが(笑)
確かに忘れることで人間はHAPPYをキープできるのだと思います。
でも、認知症やアルツハイマーで、
「覚えていたい記憶も忘れなければならない人は・・・」
どれだけ辛いかなぁ・・・
と最近思います。
もし自分の家族もわからなくなってしまったら。
もし自分の大切な思い出たちを全部失ってしまったら。
”自分が誰か”も分からなくなってしまったら。
その時何が残るのでしょう。
大切な人たちを置き去りにしてしまうことになります。
でも・・・思い出は大切な人たちの中に残っています。
ということは、”自分が誰か”分からなくなってしまう時が
いつかきたとしても。
それまで生きてきて関わってきたたくさんの
思い出たちが大切な人たちの中に生き続けることになります。
そこに”自分”はいます。
ということは、やっぱり忘れることだけが幸せではなく、
忘れないことも幸せにつながっているのだと思います。
つまり、
忘れることも忘れないことも必要なんです。