17歳から裁縫を習いに行かれていて、
仕事として働いてきたと教えて下さる利用さま。
昔は太っていたけれど、今は痩せてしまって何着てもアカンねんわ。
だから、このTシャツはこうやって首のところをつまんで縫っている。
つまみすぎたら伸び縮みしないから少しだけ。
この服は肩のところをつまんで入れてやり直したら、
良い感じになってるでしょ。
このブラウスは上から羽織れるように、
袖は長すぎるからベルトをとって三つ折にして縫ったのよ。
この服の生地はさらっとしていて涼しくて肌触りも良くて気持ちいい。
リメイクされた洋服や
ご自分で縫った洋服を次々に出して見せて下さりお話がとまりません。
裁縫や洋服の生地のことを話されている利用者さまは、
輝いておられ、生き生きとした表情です。
私は利用者さまの輝いている笑顔を見るのが大好きです。
それから最近では、
あんなに嫌がっておられたデイサービスについては、
前日から、
「このズボンとこの洋服は色が合わない。」
「これとこれは柄物同士でおかしい。」
などと言われながらご自分で用意して
コーディネイトされています。
「一生懸命やってくれているのだから、私も頑張らなくっちゃね」
と言って下さいます。
本当に少しずつですが、利用者さまの様子に変化がみられます。
その利用者さまの変化に私は大きな喜びを感じています。
どうぞ
明日の朝になって、
「お腹が痛いからやめます。」とおっしゃいませんように