今年で93歳になられた利用者さま。
私が訪問サービスに入らせて頂くようになって5年経とうとしています。
今ではこの方の担当責任者として関わらせて頂いています。
先日、訪問させて頂いた際に、目に付いた1冊のノート。
このノートの存在はずっと知っていたのですが、
改めてご本人さまと一緒に目を通させていただくことに・・・。
その日1日の出来事を書いたノート。
排泄の有無
食事量
ペットのこと
来客のこと
様々なことが記されています。
その中でも一番多く記されている言葉が「ありがとう」です。
食事全て頂きました。 ありがとう。
琴を演奏しました。 ありがとう。
お薬飲みました。 ありがとう。
○○さんが来てくださいました。 ありがとう。
ヘルパーさん来られます。 ありがとう。
「毎日何気なく出来ていること
起きていること
私にとっては、一つ一つがありがたいことで、
この歳まで生きれると思っていなかった。
みんなのおかげで元気でいれる。
ありがとう。」
利用者さまの感謝の気持ちがたくさん詰まったノート。
日々のご家族様の献身的な介護もあり、
私たちもいつも心強くいられます。
今では、目指せ100歳!という目標でお元気に過ごされています。
私たちも目標達成に向けて一緒に頑張っていきたいと思います。
お祝いの品は、赤い座布団より、ノートがいいかな・・・
家族さまと笑いながらそうおっしゃっています。