8月の小さな出来事。
ご主人を亡くされてから、広いお家で
お一人暮らしのとある利用者さま。
軽い認知症をお持ちです。
近くに息子さま、娘さま、いらっしゃるのですが・・・
みなさまお忙しくされています。
認知症をお持ちの上、独居生活に不安を覚えていた私は、
「デイサービスに参加されませんか?」
とお勧めしていました。
「自分はまだそんな歳ではないし・・・」
とおっしゃってずっと拒否されていましたが、
つい最近、参加して下さるようになりました。
デイサービスのお盆休み。
カレンダーにも記入させて頂いて、お伝えしていたのですが・・・
娘さんから電話が。
「デイに行く」とタクシーに乗って行ってしまった、とのことです。
お待ちしていたら・・・
「お迎えが来ないので、忙しいと思ってタクシーで来ちゃった」
とにこやかなお顔。
デイサービスはお休みなので、
お茶をお出しし、一休みして頂きご自宅までお送りしました。
あれだけ嫌がられていたデイサービス・・・
今では「利用日が待ち遠しい」とおっしゃって下さいます。
娘さんも「出不精の母が喜んで迎えを待っている姿が嬉しい!」
と感謝のお言葉を下さいました。
有難いことです。