先日、車のラジオから面白い話が聞こえてきました。
某都市銀行が、夏休み中の職員の子どもたちを対象に
「銀行の仕事体験」
っていうのを実施したそうです。
「1億円の札束がめちゃくちゃ重たくて持ち上げられなかった・・・」
とか(笑)
想像したら可愛いですね
日頃銀行で働いているお父さんお母さんの仕事に
少し触れてみよう♪っていう試みです。
最近、キッザニア東京・キッザニア甲子園
(こどもがいろんな職業体験できるこどもの国)ができましたね。
まだまだ小さな子ども達(3歳~)が警察官・消防士・
歯医者さん・研究員・宅配屋さん・パン屋さんなんかに正装して、
実際の業務の説明を受けて、やってみるらしいんですよ
なんて可愛い
頭の柔らかい子ども達に職業体験する機会
があるのはとても素晴らしいこと
だと思っています。
でも私は、学校で子ども達にこういう機会を提供するべきだと思っています。
(キッザニアは、親が連れて行ってくれなければ、行く機会がないわけですから。)
若いうちに選択肢を沢山与えてあげるべきです。
「僕は算数はできないけど、料理は得意かも!?」
なんて子どもが新しい自分発見をするかもしれません。
その子は将来立派なコックさんになるかもしれません。
勉強ができないからって自己否定しなくても、
自分にできる何かを探せるかもしれません。
そうすれば、「落ちこぼれ」なんて不必要な言葉はなくなります。
職業体験・・・
あぁ、うちの会社もそんな機会作ろうか・・・
・・・ん?
ちょっと待った!
それは到底無理だ。
”介護”に限って言えば、職業体験はとても怖いことでした。
理由は、「子ども達に誤解を抱かせるリスクが高すぎる。」からです。
食事介助や入浴介助の風景を見て、
「おじいちゃん・おばあちゃんに~してあげるのがパパ・ママの仕事なんだ。」
なんていう誤解を招かせてしまったら大変です。
私達は”施し”をしてあげているのではありません。
きちっと報酬を頂いて、プロとしてサービスを提供させて頂いているのです。
当たり前ですが、立場は利用者さまの方がはるか上です。
サービス業でいうところの”お客様は神様”なんです。
普通のサービス業と唯一違うところは、
お客様は皆、人生の大大大先輩っていうところです。
より一層敬意を払うべきお相手なのです。
きっと、子ども達が成長してからでも、”介護”の仕事体験は遅くないですね