前回まで書かせて頂いた、
怒りのコントロールについてですが、
1つだけ付け加えさせて頂きます。
前回書かせて頂いた通り、
”怒り”というのは第二次感情に過ぎなくて、
第一次感情は、
「不安・つらい・苦しい・痛い・嫌・疲れた・
寂しい・むなしい・悲しい・しんどい・理不尽・困った
馬鹿にされた・恥ずかしい・焦り・・・」
このようなネガティブ感情が根っこにある、
と書かせて頂きました。
介護者として気を付けないといけないことは、
利用者様が怒りの感情を表出されているとき、
的確にこの第一次感情をつかまないといけないそうです。
つかむ努力をしてください、ということです。
怒りの下にある第一次感情は何か?
寂しさ?
身体の痛み?
馬鹿にされたと感じられたから?
”怒り”に注目するのではなく、
その下にある第一次感情に向けて
的確な声かけができれば、怒りの感情を鎮めて頂けることができるそうです。
誰でも
「気持ちをわかってもらえた」
そう思えたらスッとしますね。
よくお店などでクレームを言われる方が、
「上の者を出せ」
と言うのは、
それまでの対応に
「馬鹿にされた」と感じていることが多いそうです。
同じ「すみませんでした。申し訳ありませんでした。」
という言葉でも、上の立場の人に言われると、
馬鹿にされた、と感じた気持ちが少しおさまるのかもしれませんね。
深く掘り下げると本当に面白い課題です。
もっと勉強したい!と思いました。